1920年代のフィリグリーイヤリングです☆彡
実物のフィリグリーはとても繊細で厚さが薄くデザインも女性らしい印象です。
ブルーのストーンも揺れるととてもキラキラ輝きます。
フィリグリーの歴史は数千年前に遡ります。
この頃のフィリグリーはパーツを丁寧に一つ一つ作りそれを溶接していたので大変な時間と技量を要しました。
そのためとても高価で王族のような高貴な人々のみが身に着ける事が出来ました
例えば、左イヤリングの矢印部分は最初にゴールドの針金を作りネジネジに加工して土台となるパーツに溶接しています。
さらに、右イヤリングのaの部分は最初にこのような形の小さな輪をいくつも作り並べて溶接をします。b、cの粒金も最初に多数の粒金を作り溶接していきます。
高度かつ手間のかかる技術によるハンドメイドは、一目で感動させる圧倒的な美しさがあります。
19~20世紀初頭になると、産業革命による技術の進化によりダイキャストの
くり抜きよるフィリグリーが登場しました。
ダイキャストにより複雑な模様のフィリグリーを大量に生産できるようになったのです。
1920年頃に流行していましたが、アールデコの影響を受けたデザインが流行りました
ダイキャストによるものでもまるでレースのように繊細で美しいです。
100年前のスターリングシルバーとブルーのガラスのフィリグリーイヤリング・・・長い時を旅してきた情緒を味わいながら普段使いとして身に着けるのも楽しいのではないかと思います✨